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- 各種検診・検査
はじめに
日本人の三大死因は…
①がん(胃がん、大腸がん、肺がんが3大がん)
②脳卒中
③心筋梗塞
と言われております。
①はがん検診、②③は生活習慣病健診でチェックしていきます。
がんについて
胃がん
胃がんはピロリ菌が関連してることが多いがんです。胃のバリウム検査では、早期発見が難しいといわれているため内視鏡検診が望ましく、世田谷区も近々導入予定です。平成28年5月から始まったABC検診(採血)では胃がんのなりやすさをふるい分けして、内視鏡検診を行っていく間隔を決定し、その内視鏡検査で早期発見を目指します。
大腸がん
大腸がんが増えてきているのは食事の欧米化と関連しているといわれています。その大腸がんはポリープが少しずつ育ってできるといわれています。日本では大腸がん検診として便潜血2回法が導入されています。便をとるだけで検査ができます。しかし、大腸がんがある人でも便潜血が陽性となる確率は60%位で、大腸ポリープがある人においては便潜血が陽性となる確率は30%ととても低いのです。40歳を迎えたら1回は大腸がんの芽である大腸ポリープができやすい体質かを見極めるために、大腸内視鏡をすることも一つの方法です。
肺がん
肺がんは喫煙、副流煙が関連しており、その検査の基本はレントゲン検査です。喫煙者は禁煙をお勧めするとともに、胸部CT検査、また肺気腫のチェックも必要です。
<男性の方>
前立腺がん
PSAという前立腺がんの早期発見できる有意義な腫瘍マーカーでチェックしていきます。検診では60歳以上のはじめて受けられる方に採血で行います。
膵がん
糖尿病、慢性膵炎、膵のう胞を持っている人は一般の人よりもなりやすいため年一回エコー検査で膵がんの有無をチェックしていきます。
肝がん
B型肝炎、C型肝炎、動脈硬化の病気を持っている人の脂肪肝(NASHといいます)の方にできやすいので肝炎ウイルスマーカーを一生に一回はチェックをおすすめします。B型肝炎、C型肝炎、NASHの人は肝がんができていないか年2回のエコー検査で経過をチェックしていきます。
<女性の方>以下の検診については他医院へ申し込みください
乳がん
40歳以上隔年(偶数年)で検診
子宮がん
20~39歳、40歳以上の隔年(偶数年)
その他の検診、腹部検査について
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- 骨粗鬆症:30、35、40、45、50、55、60、65、70歳の女性
- 口腔がん:61歳、66歳、71歳の方
- 成年歯科:40、45、50、55、60、65、70歳の方 があります。
- 世田谷区民健康診断(基本健康診断・肺がん検診・肝炎ウイルス検診)、就業・就学時健診・証明書発行等についてはご相談ください。
腹部超音波(腹部エコー)検査について
腹部超音波(腹部エコー)検査とは、腹部に超音波を当てて、腹腔内の臓器から返ってくる反射波(エコー)を受信し映像化することで腹部臓器の状態を調べる検査です。胃や腸、肝臓、膵臓、腎臓、胆嚢、脾臓、大血管の様子を観察することができます。検査は、X線やCTなどと違い、被ばくもない検査です。非常に多くのことを知ることができ、早期の変化をとらえるためにも定期的な検査をお勧めいたします。
健やかで心豊かに生活するために
ぜひ定期的な受診をおすすめします
寺田医院 寺田正