消化器内科
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胃炎
胃壁の表面の粘膜の炎症の事です。ピロリ菌がいると程度の差こそあれ、胃炎になります。食欲低下や胃もたれがすることもありますが、ほとんどの人は無症状です。
胃潰瘍
胃は食べ物の消化や殺菌のために、強い酸性の消化液「胃酸」を分泌しています。その胃液から自分自身を守るため、胃壁はいつでも粘膜で覆われています。ところが胃炎などで粘膜が不足すると胃壁を守りきれなくなり、潰瘍ができてしまい、胃痛などが起こります。酸を減らす薬(胃酸分泌抑制薬)で治療できますが再発しやすく、薬を長期間飲み続けなければいけないことがよくあります。胃・十二指腸潰瘍の患者様の大部分がピロリ菌に感染しています。ピロリ菌の除菌(薬で菌を退治すること)で8割以上の人が除菌に成功し、再発もしなくなります。
胃がん
同じ部分に長期間刺激が加わるとがんになることがありますが、ピロリ菌による持続的な刺激でも胃がんが発生する事があると考えられています。最近、ピロリ菌を除菌することによって胃がん発生の危険を減らせることが、統計的にもわかってきました。
(一般社団法人 日本臨床内科医会編集/日本ベクトン・ディッキンソン株式会社後援/わかりやすい病気のはなしシリーズ29「ピロリ菌と胃の病気」2009年、1~3頁)
逆流性食道炎
このような症状はありませんか?
逆流性食道炎治療のための生活習慣改善
【1】まずは食生活を改善
- 早食い、大食いはしない
- 脂肪の多いものや刺激物は控える
- 食後すぐに横にならない
- アルコール・タバコは控えめに
- 肥満解消
【2】要注意の食べ物
- 油っぽいもの:フライ、天ぷら
- 甘いもの:あんこ菓子、ケーキ
- 香辛料:唐辛子など
- 酸っぱいもの・刺激のあるもの:みかん類、トマト、パイナップルなど
- その他:さつまいも、アルコール、タバコ
【3】おなかの圧迫
- きついベルト、帯、コルセット
- 前かがみの姿勢
- 肥満、便秘
- 重いものを持ち上げる
- 庭の草むしり