世田谷区の消化器内科、皮膚科、小児科。京王線「代田橋」駅徒歩4分。経鼻内視鏡、胃カメラ、健康診断等実施

医療法人社団 杏静会 寺田医院

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内科

近年、生活習慣・ライフスタイルの変化により、生活習慣病と言われるがん、糖尿病、心臓病等の疾患や肥満は、増加の一途を辿るばかりです。これらの疾患は、発症してからの治療には身体的にも精神的にも負担の大きなものです。定期的に検査を行い、発症する前から早期発見・治療を行うと共に生活習慣の改善等も行うことが大切です。


日本糖尿病学会認定糖尿病専門医の指導を受けた管理栄養士が、月1回、おひとりおひとりの性別・年齢・身長・体重・食生活をふまえた「栄養指導」を行っております。
ご希望の方は、医師にご相談ください。

高血圧

高血圧とは、血圧が高い状態で続いてしまう病気です。と言っても、あまりひどい場合でなければ、目立った症状は出てきません。しかし、高い血圧は血管や心臓に強いストレスを与えます。その状態が長く続くと、血管や心臓に大きなダメージを与えてしまいます。


140/90mmHg以上は高血圧です。


※高血圧が続くと、動脈に常に高い圧力がかかり、血管の内側に傷がつきます。すると、そこに血液中の諸成分や脂質が染み込み、動脈硬化が起こりやすくなります。

  

高血圧の原因と治療

高血圧の90%以上を占めるとされる本態性高血圧には、生活習慣と遺伝的な体質の両方が関係していると言われています。
例えば、塩分を摂り過ぎると高血圧になりやすいことが分かっています。また、ストレスや血圧を上昇させてしまいます。

高血圧の治療

高血圧の治療は、通常、まず食事療法や運動療法、禁煙等の生活習慣病の改善から始めます。
その後、食事療法や運動療法で様子を見たうえで、まだ血圧が下がらない場合は、薬による治療を始めます。ただし、血圧が非常に高い場合や糖尿病や腎疾患等の病気を合併している場合には、直ちに薬による治療を始めます。

  

動脈硬化

動脈硬化は、血管の壁が硬く変化して血管が細くなり、血液が流れにくくなる病気です。血液が途絶えると、そこから先へは酸素や栄養が行き渡らず、細胞が活動できなくなり、ついには細胞が壊死します。狭心症や心筋梗塞等の心臓病や脳梗塞は、動脈硬化が原因で、心臓や脳の細胞が働かなくなることから発症します。


日本人の死因の第1位はがんですが、2位と3位は心疾患、脳血管疾患が占めています。動脈硬化が人の命を左右する、大変重要な病気であることが分かります。また、糖尿病の合併症の1つに足の壊疽がありますが、この発症にも動脈硬化が深く関係しています。

  

動脈硬化を防ぐには

動脈硬化は一度発症すると、血管を元通りの状態に戻すのは難しく、進行を遅らせることが治療の主目的となります。動脈硬化を防ぐには、危険因子を1つでも減らし、悪循環の輪を小さくすることが大切です。動脈硬化の危険因子の防止策には、食事療法による血糖値コントロール、運動不足解消、禁煙、アルコール摂取を控える等様々あり、症状によって、患者様にあわせた治療法を選択します。


動脈硬化を取り巻く病気は、ほとんど自覚症状に表れずに進行しますから、定期的な検査は欠かせません。検査には、血圧や血中脂肪の測定はもちろん、心臓の予備能力を調べる負荷心電図、血管の状態を直接確認する眼底検査、超音波による動脈硬化の程度の確認等、いろいろな方法があります。


定期的な検査を忘れずに、よく理解して、より良いコントロールの維持を目指しましょう!

  

脂質異常症

脂質異常症(旧高脂血症)とは、血液中のコレステロール、特にLDLコレステロールや中性脂肪が過剰になっている状態のことを言います。そのままにしておくと動脈硬化を引き起こし日本人の死因の上位を占める脳卒中や心筋梗塞といった死に至る病気の原因となってしまいます。

脂質異常症(旧高脂血症)の診断基準

脂質異常症の診断基準(空腹時採血)
高LDLコレステロール血症 LDLコレステロール(LDL-C) ≧140mg/dl
低HDLコレステロール血症 HDLコレステロール(HDL-C) <40mg/dl
高トリグリセリド血症 トリグリセリド(TG) ≧150mg/dl

高尿酸血症

高尿酸血症の患者様の大半は男性です。理由はよくわかりませんが、女性ホルモンの影響などが考えられていて、閉経とともに女性も尿酸値が少し高くなります。
現在、成人男性人口20~30パーセントが高尿酸血症だと推測されています。痛風は以前、50歳以上の人に多かったのですが、今では30代で最初の発作を経験する人も増えていて、患者様の増加とともに、発病年齢の若年化が進行中です。

(一般社団法人 日本臨床内科医会編集/鳥居薬品株式会社後援/わかりやすい病気のはなしシリーズ34「痛風・高尿酸血症」2010年3月、5頁)

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